バンコマイシンとピペラシリン/タゾバクタム併用は腎障害が強い(原著)
バンコマイシンとピペラシリン/タゾバクタム併用は腎障害が強い
(Crit Care Med 2018;46:12)
システマティックレビュー・メタアナラシス
目的
●バンコマイシン+ピペラシリン/タゾバクタムの急性腎障害を評価する
●バンコマイシン+ピペラシリン/タゾバクタム、バンコマイシン単剤、バンコマイシン+(セフェピムorカルバペネム)、ピペラシリン/タゾバクタム単剤を比較。
データ
●2017年4月までのデータを抽出
結果
●15の論文、17の会議録を抽出。24799人の患者を含んでいた。
●急性腎障害はバンコマイシン+ピペラシリン/タゾバクタム併用では22.2%、他の群では12.9%だった。
●バンコマイシン+ピペラシリン/タゾバクタム併用を、他の群と比較したオッズ比は、vsバンコマイシン単剤で3.40、vsバンコマイシン+(セフェピムorカルバペネム)で2.68、vsピペラシリン/タゾバクタム単剤で2.70だった。